自己紹介&私はいかにして日本画にハマったか
(写真の背後にあるのは曽祖父の描いたアイヌ絵の屏風絵。市立函館博物館蔵。ゴールデンカムイ~!?)
ようこそいらっしゃいました。
最近、日本美術に入れ込みすぎていてヤバいので、吐き出しどころを作ってみることにしました。
なぜ現在、月額数万円を日本美術に捧げることになってしまっているのか、思いっきり庶民なのに。自己紹介がてら振り返ってみたいと思います。
お時間があったらでどうぞ。
思えば美術館だけはずっと好きだった
遠い遠いはるか昔、大学時代は出版社でバイトしつつ、京都奈良の仏像めぐりをしていました。最愛の仏像は興福寺仏頭(白鳳仏)。でも、運慶がアイドル。
大学卒業時にヨーロッパを3ヶ月間、回りました。最初に訪れたロンドン・ナショナル・ギャラリーで一気に美術館にハマり、フランスやイタリアなどで有名美術館を回りました。
2006年に13年勤めた出版社を退職し、またヨーロッパへ3ヶ月ひとり旅。このときはノルウェーから入り、オスロ国立美術館のムンクの最高傑作に囲まれたり、ドイツを回ってフェルメールの絵の前でひとり過ごしたりしていました。
渡航したことのある国は20カ国以上ありますが、数年前まで日本画に目が向いておらず、もったいないことをしました。海外で日本美術を見ようと思ったことはなかったので、死ぬまでにアメリカの美術館で日本美術の傑作を見たい!
2012年ごろから急速に日本美術にハマる。
「ボストン美術館展」=日本美術も悪くないかもなぁ。若冲すごい。
「小倉遊亀展」(大学の先輩)=日本画ってキレー。
「安田靫彦展」=ハイクオリティすぎて言葉を失う。
「若冲展」=どっかーん! 好きだ!!
(この間に日本画家であった曽祖父のウィキペディア作成プロジェクトを立ち上げ、歴史学者の父と共に調べ始める)
「奇想の系譜展」=ダメ押し!!!
という素晴らしい美術展のおかげで、日本美術沼にずぶずぶと…。まだ、かろうじて陶芸と書と刀には手を出していません。出したら、えらいことになりそう。
ふだんはエンタメ誌・女性誌などのライター&編集をしています。いつか日本美術のお仕事もできるようになったらいいなぁ。
バイブルは橋本治さんの「ひらがな日本美術史」です。現在全7巻をそろえつつあります。このシリーズに載っている作品を全部見るのが当面の目標です(60%ぐらいは見ました)。
西洋絵画はこんなところで見てきたよ
●西洋の美術館訪問歴
イギリス=ナショナル・ギャラリー、テートギャラリー、大英博物館、スコットランド国立美術館
フランス=ルーブル美術館、オルセー美術館、ロダン美術館、オランジェリー美術館、ポンピドゥ・センター、ピカソ美術館、ヴェルサイユ宮殿美術館、シャガール美術館
オランダ=アムステルダム国立美術館
イタリア=ヴァティカン美術館、カピトリーノ美術館、ウフィツィ美術館、アカデミア美術館(フィレンツェ)、アカデミア美術館(ヴェネツィア)、カ・ドーロ宮殿博物館
スペイン=プラド美術館、バルセロナのピカソ美術館、カタルーニャ美術館
ノルウエー=オスロ国立美術館、ムンク美術館
ドイツ=ベルリン美術館、アルテ・マイスター絵画館(ドレスデン)、ノイエ・ピナコテーク、アルテ・ピナコテーク(ともにミュンヘン)、シュテーデル美術研究所(フランクフルト)
オーストリア=ウィーン美術史博物館、分離派会館
チェコ=ミュシャ美術館、旧王宮美術館(プラハ城内)
スイス=セガンティーニ美術館
スウェーデン=国立美術館
アメリカ=メトロポリタン美術館、グッゲンハイム美術館、MOMA
などなど…